人間の証明

詩も素敵、メロディーも素敵、映画も素敵、本も素敵。ストローハットが舞うシーンが忘れられません。


人間の証明
西条八十の「帽子」という詩が元になっているそうです。

Mama,Do you remember the old straw hat you gave to me
I lost the hat long ago flew to the foggy canyon
Yeah Mama,I wonder what happened to that old straw hat
Falling down the mountain side out of my reach like your heart

※Suddenly the wind came up
Stealing my hat from me yeah
Swirling whirling gusts of wind
Blowing it higher away

※※Mama,that old straw hat was the only one I really loved
But we lost it,no one could bring it back like the life you gave me

※Repeat
※※Repeat
Like the life you gave me

元になっている詩は

母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね? 
ええ、夏、碓氷から霧積へゆくみちで、 
谷底へ落としたあの麦わら帽子ですよ。

母さん、あれは好きな帽子でしたよ、
僕はあのときずいぶんくやしかった、
だけど、いきなり風が吹いてきたもんだから。

母さん、あのとき、向こうから若い薬売りが来ましたっけね、
紺の脚絆に手甲をした。
そして拾はうとして、ずいぶん骨折ってくれましたっけね。
けれど、とうとう駄目だった、
なにしろ深い谷で、それに草が
背たけぐらい伸びていたんですもの。

母さん、ほんとにあの帽子どうなったでせう?
そのとき傍らに咲いていた車百合の花は
もうとうに枯れちゃったでせうね、そして、
秋には、灰色の霧があの丘をこめ、
あの帽子の下で毎晩きりぎりすが啼いたかも知れませんよ。

母さん、そして、きっと今頃は、今夜あたりは、
あの谷間に、静かに雪がつもっているでせう、
昔、つやつや光った、あの伊太利麦の帽子と、
その裏に僕が書いた
Y.S という頭文字を
埋めるように、静かに、寂しく。


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